« ランチ寄稿(番外編) | トップページ | 「垂直の記憶―岩と雪の7章」 »
「凍」沢木耕太郎著。山岳ノンフィクション。それは、世界的に有名なクライマー 山野井泰史氏と、妻の妙子さんのギャチュンカンへの挑戦を描いている。読んでいて、フィクションかと思うほど壮絶な夫妻の生き方は、なまくらな自らの生活を反省させられる。どうして、こんな生き方ができるのだろう。沢木耕太郎の「深夜特急」も、僕には手の届かない、あこがれの存在であったが、さらにストイックに求めるものを追い求める人がいるかと思うと、自分のふがいなさに嫌気がさす。どうしてこんなになってしまったんだろう。自分を見つめ直すには、いい本だ。久しぶりに、沢木耕太郎に出会えた感じで、よかった。
00:21 書籍・雑誌 | 固定リンク Tweet
この記事へのコメントは終了しました。
この記事へのトラックバック一覧です: 「凍」沢木耕太郎著:
コメント