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2005.11.22

CNET Japan Innovation Conference 2005 Autumn

前回、酷評したCNETのイベント「CNET Japan Innovation Conference 2005 Autumn 」に行ってきた。
前回は、はっきり言っていまいちであったのに対し、『六本木ヒルズ』という場所に惹かれ、懲りずに入場料(3150円也)を払って行ってきた。

#ちなみに、今回もランチ付きであった。これが、単なるお弁当。また、この食事中にパネルディスカッションをしているという、あまりにも日本人に不向きな演出に、CNETのプランナーは交代してもらった方がいいと思うのであった。

今回のカンファレンスは、次世代の検索エンジンを探るということで、「モバイル検索エンジン」・「ブログ検索エンジン」をメインに、各検索エンジン提供会社の最新動向のお披露目の場であった。
各社の検索エンジンに絡んで、いろいろなキーワードが聞かれ、これだけでも身のある(入場料分)の価値があった。

・「検索エンジンにおいて、ユーザは自分の体験をコントロールしたい」 by MSNSearchのデリック・コーネル氏
 これは、インターネットポータルで20%のシェアを持つサイトはないという話の下りから出てきた。つまり、ユーザはそれぞれが、自分の好きなサイトを見にいくのであって、マス・マーケティングには不向きであるということ。
Microsoftはこの先に live.com を見据える。広告で収益を上げる、そんなビジネスモデルに移行できるのか。

・「すでに、インターネットのトラフィックは、Emailとサイト検索は、同じ」 by Ask Jeevesのダニエル・リード氏。

・「キーワード検索が圧倒的で、ディレクトリ検索は少数派」 by Yahoo 井上氏。
先頃、検索エンジンのビジュアルをGoogleライクに変えたYahoo。
「検索エンジンのレレバンシーが低いときには、ディレクトリ検索が有効であったが、レレバンシーの高い検索エンジンが出てきた現在、ディレクトリ型検索エンジンは、有効でなくなった。特にディレクトリ型検索エンジンは、サイトのトップしか示さないのでサイトの中にある情報が見つけられない。」確かに、その通り。時代ですね~。

・「検索は、MY メディア、ロングテール」by Yahoo 井上氏。
 MSNSearchのデリック・コーネル氏と同じですね。ロングテールという言葉も、インターネット業界では、一般的になりつつある。

・「消費者ひとりひとりを個人名で呼ぶ、そのためのナノマーケティング」 by オーバチュア 泉氏。
 ナノ・マーケティングと言う言葉自体は、日経ビジネス 2005年10月31日号で使われた言葉だが、検索連動型広告を提供するオーバチュアのビジネスモデルにマッチした言葉として効果的に、使われていた。

まだまだ、インターネットは面白いと感じた一日であった。

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