ダ・ヴィンチ・コード

ここのところ、精神的にたまる仕事をしていて小説を読む余裕はなかったが、休みと言うこともあり、気になっていたこの本を購入。久しぶりの角川文庫であったが、如何せん文字が大きい。それも三分冊。「白夜行」ほど分厚いのも、どうかと思うけど、三分冊にするほどのものではないかな。
さて、中身だが、
映画の予告を見ているせいか、トム・ハンクスやオドレイ・トトゥのイメージが強くて、いかんともしがたい。原作もそうだが、何となく「羊たちの沈黙
」に近い感じがした。一方は、猟奇殺人事件を扱い、一方は聖杯伝説を扱っているのだが、その根底にあるまがまがしさと、キリスト教への傾倒の仕方。プロファイリングという最新手法を取り入れた謎解きとレオナルド・ダ・ヴィンチの作品に秘められた謎解き。そういった意味では、「セブン」の方が近いか。
ただ、全く違う点は、終わり方。謎は謎のままで良いと考えるか、一応、つじつまを合わせるのか。そういった意味では、救いのない「羊たちの沈黙
」やデビッド・フィンチャーの「セブン」の方が、僕の趣味にはあっているかな。
ただ、全く違う点は、終わり方。謎は謎のままで良いと考えるか、一応、つじつまを合わせるのか。そういった意味では、救いのない「羊たちの沈黙
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