コンテンツマネジメント パーフェクトガイド
![コンテンツマネジメント パーフェクトガイド 基本・計画編 [DESIGN IT!BOOKS] (DESIGN IT!BOOKS)](http://ec2.images-amazon.com/images/I/41QpgDmTedL._AA240_.jpg)
縁あって、この本をもらってしまった。ありがとう、Sさん。
Webサイトの管理をはじめて、10年以上たつ。その昔は、ナレッジマネージメントと称して、何でもかんでも格納する「ゴミ箱」システムを使ったり、全文検索エンジンという名の欲しい情報を全く探し出せないシステムを使ったりしていた。
どうして、こういうことになるのか、何をしたらいいのか、結局、10年間結論を見いだせないまま、ここに至る。
ただし、世の中はよくしたもので、ナレッジマネージメントという名のゴミ箱が役に立たないことは理解されはじめた(まだ、わかっていない人は多いが)。その代わりに、セマンティックウェッブが検討されはじめている。まだ、その終着駅にはたどり着いていないが。
また、全文検索エンジンの使えないことがわかると、Googleのような人の行動をモデル化して取り入れるような、進化した検索エンジンが登場した。こちらは、十分実用的になっている。
Webサイトに情報を掲載する、そんな単純なことが、ここまで複雑になった今、コンテンツマネージメントをまじめに考えるこの本が必要といえる。あまりに分厚くて、まだ、前書きも読めていないが、...
結局は、システムが問題なのではではない。そのシステムをどう使うか、どう生かすか。意味もわからず「全文検索エンジン」が必要だと、ずっと言われて来た。そのたびに、意味がないからやめましょうと提案してきた。オーディエンスの求めているものは、検索エンジンなのではない。検索用フォームに、自分の知っているキーワードを入力すると、求めている結果を導き出せる「魔法の検索システム」なのである。そんなもの、ないのである。だからって、検索フォームを絶対やめろと言っているのではない。魔法の杖はないけれど、それなりの棍棒なら用意できる。システムを導入すれば解決できるようなもの(全文検索エンジン)ではなく、メタ情報を格納したテーブルから抽出されるコンテンツ検索CGIのようなものの方が、棍棒程度には役に立つと思う。どうだろう?
ナレッジマネージメントといった、夢のシステムを夢想するより、すべてのコンテンツにメタタグを付けることからはじめる方が、役にたつのではないだろうか。
ナレッジマネージメントといった、夢のシステムを夢想するより、すべてのコンテンツにメタタグを付けることからはじめる方が、役にたつのではないだろうか。
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