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2008.03.27

秘密

秘密 (文春文庫)秘密 (文春文庫)」 東野 圭吾 (著)
昔、映画化されたこの作品の試写会を見た。そのとき、あまり演技力に期待をしていなかった広末涼子が、すばらしかったのを思い出した。秘密、その題名の理由は、最後まで読まないとわからない。そういった意味では、クローズド・ノートを思い出させる。
また、この文庫本の後ろに、広末涼子の文章があるが、映画と作品とではエンディングが微妙に違うらしい。僕が読んだ限りは、同じ気がしたが、映画を見たのがかなり前なので、思い出せない。
今度、蔦谷で借りてこようと思う、「秘密」のDVDを。
記憶に間違いがなければ、いい作品だった。
当然であるが、原作の方が、内容が濃いので、こちらこちらで、楽しめる。
映画も、原作もすばらしい、少ない作品の一つといえる。
内容に全く触れないのも、なんなで、本の背表紙の解説を
「妻・直子と小学五年生の娘・藻奈美を乗せたバスが下毛から転落。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった」
主人公は、妻を失ったのか、子を失ったのか。最後まで、戸惑うのであった。

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