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2008.06.09

ジーン・ワルツ

ジーン・ワルツジーン・ワルツ海堂 尊 (著)
海堂 尊というだけで、買ってしまう今日この頃だが、本作も、様々な仕掛けが施されている。本作と同時期に出された「医学のたまご」の主人公が、本作の主人公の子供であるとか、作品間の微妙なつながりが、次の作品を読ませてしまうのか。
本作は、他の作品と同様、現代の医療問題をテーマにしている。本作のテーマは、産婦人科。産婦人科の過酷な実態と、白い巨塔に仕える主人公「理恵」の闘争が描かれている。ただし、いつもながら、エンディングは、ご都合主義的な内容で、ハッピーエンドに持って行く。これも海堂さんの味なんだろう。
ちなみに、ジーンとは、遺伝子のこと(らしい)。

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