« Lightweight Language Future | トップページ | 新橋ランチ寄稿「うなぎのお宿」 »

2008.08.06

黎明の星

黎明の星 上 (創元SF文庫 ホ 1-25)黎明の星 ジェイムズ P.ホーガン著
揺籃の星 (創元SF文庫)」の続編。こちらを読んだのが、2004年だから、4年ぶりのJ.P.ホーガン作品となる。「揺籃の星」で破壊された地球に、主人公ランデン・キーンが戻って来て活躍する。
地球はかつて土星の衛星だったとか、地球がいやになった一部の人類が、土星に、独自の科学文明であるクロアニアという世界を構築したりだとか、全くのサイエンスフィクション(空想科学)なのであるが、その科学至上主義の世界(クロアニア)も悪くない。
崩壊した地球から脱出した地球人の中には、土星の生活になじめない若者がいたり、どうしても地球型資本主義社会を構築したい人々が出てきたりとか、J.P.ホーガンの現代社会批判全開。それはそれで、おもしろいのだが。なんか、最後の詰めが甘い作品。

|

« Lightweight Language Future | トップページ | 新橋ランチ寄稿「うなぎのお宿」 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 黎明の星:

« Lightweight Language Future | トップページ | 新橋ランチ寄稿「うなぎのお宿」 »