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2009.01.01

旅する力―深夜特急ノート

旅する力―深夜特急ノート旅する力―深夜特急ノート 」沢木 耕太郎 (著)

この前、「深夜特急」 を読んだのは、いつのことだろう。

中学生時代に聞いた、文化放送のラジオドラマ「一瞬の夏」で沢木耕太郎にはまって以来、彼の作品をむさぼるように読んだ。その中で、異色の作品となる「深夜特急」。単なる紀行文が、どうしてこうも人を引きつけてやまないのだろう。この作品は、その回答を沢木耕太郎なりの視点で解説する。「深夜特急」を知っている人も、知らない人も読んでおもしろい一編。
ところで、この作品にも書いてあるが、外国旅行で、どうしても言葉が通じないときの便法で、メモと鉛筆を使うというのがある。発音が聞き取れなくとも、筆談をすればわかりあえるというのだ。僕は、彼の作品に影響を受け、海外旅行に行くときには、メモと鉛筆を必ず持ち歩くことにしている。ただし、今まで活躍したことはないが。
これで、沢木耕太郎の深夜特急ーMidnight Expressもやっと終着駅に到着したのだろうか。ただし、彼の乗っていたのは、乗り合いバスだったのだが。

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