百器徒然袋―雨

京極堂の出てくるこのシリーズは、憑き物落としが主軸のため、最後の仕切りは、京極堂になることが多いのだが、この短編集は、3編とも異能探偵「榎木津礼二郎」が仕切る。まぁ、当然、最後は、はちゃめちゃになるのだが、これまでの陰のイメージが強かったこのシリーズも、この本だけは、大変、「躁」な展開で、明るく読める。
「鳴釜」は、オカマにされてしまい、「瓶長」では、瓶を粉砕される。「山颪」では、山嵐を食べしまおうとする。まぁ、なんともはや、はちゃめちゃな三編である。
今日のワークアウト、雨天おやすみ。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 祈りの幕が下りる時(2013.11.25)
- 流星ひとつ(2013.11.04)
- 魔性の子 十二国記(2013.08.12)
- 日本国勢図会〈2013/14年版〉(2013.07.08)
- 星界の戦旗V(2013.05.15)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント