ぐるなびシェフ フェスティバル(後編)

その日は、朝からの豪雨にもめげず、多くの観覧者でにぎわっていた。
日本酒の試飲コーナーや、協賛各社の出店、昨年度入賞者のパネルディスカッションやデモンストレーション。
中でもメインイベントは、「BEST OF MENU 2009」
応募総数、1561作品の中から一次審査で100作品に絞り込まれる。さらに、二次審査の試食審査と技術審査をくぐり抜けた10作品の中から、この日、最優秀作品「BEST OF MENU 2009」が選ばれる。
10:20~11:20 決勝審査会【第一部】 前半5作品の発表と講評。
13:00~14:00 決勝審査会【第二部】 後半5作品の発表と講評。
16:45~18:45 表彰式・懇親パーティ
中でも、印象に残った話をいくつか。
Entry No. 3 知花貞治シェフ/WaZa 新宿
「キャベツのコロッケ・バルサミコオリーブソース」
この作品は、コロッケには珍しくキャベツを芯にしたコロッケ。低温のオーブンでじっくり揚げた。
ただ、審査員からは、つぎのコメントをもらっていた。「コロッケの原型フランス料理のクロケットは、高温でからっと揚がっているから、さくっとして芳ばしい。」「この季節のキャベツは春キャベツで水分が多く、水分を飛ばすのに時間がかかったろう。キャベツに長時間熱を入れるとザワークラウトのような酸味がでて良くない。」「キャベツのしゃきしゃき感を生かしてもいいのでは。」と酷評であった。
つまり、料理人たるもの、素材の特性を十分知っていないといけない。といったところか。
Entry No. 4 加藤俊之シェフ/青山ラピュタ アネックス
「ピーチ・メルバ ヌーベルバージョン」
ピーチメルバとは、バニラアイス、フランボワーズ、ミントを組み合わせた桃のコンポート。加藤シェフは、その素材を再構成して、現代版のピーチ・メルバを作った。
さて、審査員の評価は、ピーチ感が足りないというものであっった。もともとこの作品は、1892年、ロンドンのサヴォイの料理長、かのエスコフィエが、オーストラリア人のオペラ歌手ネリー・メルバにささげたデザートだそうで、エスコフィエが好きだったオペラ歌手のメルバのために、のどに効く桃を素材に選んだというもの。桃の食感や香りがないのは、いただけない。
つまり、料理人たるもの、料理の歴史も十分しっておくべき、といったところか。
Entry No. 8 田中健治シェフ/Villa cafe Soleil
「日向赤鶏と地採れ野菜の蒸しサラダ、完熟マンゴーソース」
宮崎を代表する食材、鶏肉、マンゴーを使った作品
地産地消(地域生産地域消費)、その地域で生産された農産物や水産物をその地域で消費することは、スローフードにもつながる。
現代の料理にスローフードは、欠かせない。
さて、最優秀作品賞は、
Entry No. 10 林武人シェフ
「黒豆と麦茶のサバラン・ホワイトチョコのヴァシュランカプチーノ仕立て」
フランス伝統のサバランとヴァシュラン。日本の黒豆と麦茶。卵形のチョコレートの容器と鳥の巣。見た目も楽しく、素材もフレンチと和の融合したすばらしい作品であった。
表彰式の後は、懇親パーティー。パーティーには、審査員の鎧塚さんの奥さん「川島なおみ」さんもいらっして、華やかでしたし、各優秀作品をパーティー仕立てにしたものが食べられました。どの作品も、決勝に残るだけの作品で、Entry No.2 鳥谷部シェフ/Cucina Italiana La Feniceの「朝の香り」(チーズたっぷりのリゾットとのり、鮭、梅で和の朝食をイタリアンに仕上げたもの)は、大変美味しかった。また、さすがに優勝作品「黒豆と麦茶のサバラン・ホワイトチョコのヴァシュランカプチーノ仕立て」は美味しく、二つも食べてしまった。
それぞれの作品が、それぞれのお店で食べられるとのこと。
グルメの祭典でも、スローフードは意識され、地産地消賞として、Entry No. 8 田中健治シェフの「日向赤鶏と地採れ野菜の蒸しサラダ、完熟マンゴーソース」が選ばれていた。
今度、機会があれば、どちらかのお店に寄りたいものである。
今日のワークアウトは、おやすみ。
Entry No. 3 知花貞治シェフ/WaZa 新宿
「キャベツのコロッケ・バルサミコオリーブソース」
この作品は、コロッケには珍しくキャベツを芯にしたコロッケ。低温のオーブンでじっくり揚げた。
ただ、審査員からは、つぎのコメントをもらっていた。「コロッケの原型フランス料理のクロケットは、高温でからっと揚がっているから、さくっとして芳ばしい。」「この季節のキャベツは春キャベツで水分が多く、水分を飛ばすのに時間がかかったろう。キャベツに長時間熱を入れるとザワークラウトのような酸味がでて良くない。」「キャベツのしゃきしゃき感を生かしてもいいのでは。」と酷評であった。
つまり、料理人たるもの、素材の特性を十分知っていないといけない。といったところか。
Entry No. 4 加藤俊之シェフ/青山ラピュタ アネックス
「ピーチ・メルバ ヌーベルバージョン」
ピーチメルバとは、バニラアイス、フランボワーズ、ミントを組み合わせた桃のコンポート。加藤シェフは、その素材を再構成して、現代版のピーチ・メルバを作った。
さて、審査員の評価は、ピーチ感が足りないというものであっった。もともとこの作品は、1892年、ロンドンのサヴォイの料理長、かのエスコフィエが、オーストラリア人のオペラ歌手ネリー・メルバにささげたデザートだそうで、エスコフィエが好きだったオペラ歌手のメルバのために、のどに効く桃を素材に選んだというもの。桃の食感や香りがないのは、いただけない。
つまり、料理人たるもの、料理の歴史も十分しっておくべき、といったところか。
Entry No. 8 田中健治シェフ/Villa cafe Soleil
「日向赤鶏と地採れ野菜の蒸しサラダ、完熟マンゴーソース」
宮崎を代表する食材、鶏肉、マンゴーを使った作品
地産地消(地域生産地域消費)、その地域で生産された農産物や水産物をその地域で消費することは、スローフードにもつながる。
現代の料理にスローフードは、欠かせない。

Entry No. 10 林武人シェフ
「黒豆と麦茶のサバラン・ホワイトチョコのヴァシュランカプチーノ仕立て」
フランス伝統のサバランとヴァシュラン。日本の黒豆と麦茶。卵形のチョコレートの容器と鳥の巣。見た目も楽しく、素材もフレンチと和の融合したすばらしい作品であった。
表彰式の後は、懇親パーティー。パーティーには、審査員の鎧塚さんの奥さん「川島なおみ」さんもいらっして、華やかでしたし、各優秀作品をパーティー仕立てにしたものが食べられました。どの作品も、決勝に残るだけの作品で、Entry No.2 鳥谷部シェフ/Cucina Italiana La Feniceの「朝の香り」(チーズたっぷりのリゾットとのり、鮭、梅で和の朝食をイタリアンに仕上げたもの)は、大変美味しかった。また、さすがに優勝作品「黒豆と麦茶のサバラン・ホワイトチョコのヴァシュランカプチーノ仕立て」は美味しく、二つも食べてしまった。
それぞれの作品が、それぞれのお店で食べられるとのこと。
グルメの祭典でも、スローフードは意識され、地産地消賞として、Entry No. 8 田中健治シェフの「日向赤鶏と地採れ野菜の蒸しサラダ、完熟マンゴーソース」が選ばれていた。
今度、機会があれば、どちらかのお店に寄りたいものである。
今日のワークアウトは、おやすみ。
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