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2009.07.04

今昔続百鬼 雲 〈多々良先生行状記〉

文庫版 今昔続百鬼 雲 〈多々良先生行状記〉 (講談社文庫)今昔続百鬼 雲 〈多々良先生行状記〉」京極 夏彦 (著)
サブタイトルを読むとわかるが、この短編集(短編集といってもそれぞれが長いので、4作品で500ページ超。 相変わらずの長さである。)は、多々良先生が主人公である。多々良先生は、「塗仏の宴―宴の支度 」で、京極堂が自分の代わりに織作茜(「絡新婦の理 」に出てくる。)の相談にのるよう派遣する。 「塗仏の宴―宴の支度」では、そんなにひどい人には見えなかった(というより、織作茜の相談に真摯に回答する学者ぐらいに思っていた。)のが、...
この短編集で、多々良先生の行状がわかるわけである。自称妖怪研究家。特に大学に席を置いているわけでもなく、趣味人として妖怪を研究している。また、京極堂と違って現場主義。京極堂が、関係者の証言や証拠から分析、結論を導き出すのと違って、まずは、フィールドワーク。まぁ、妖怪を肌で感じたいわけですね。また、最後の作品で、京極堂との出会いが描かれる。何につけ、「榎木津礼二郎」につぐ大物の登場である。
京極堂の出てくるこのシリーズも終盤、残りは、「陰摩羅鬼の瑕」「百器徒然袋―風 」「邪魅の雫」。
今日のワークアウト、雨天おやすみ。

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