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2012.03.21

卒業

卒業 (講談社文庫)卒業 」東野 圭吾 (著)
卒業は、あの加賀恭一郎シリーズの最初の話。
TBSドラマの「新参者」で阿部寛が演じた加賀恭一郎の始まりのものがたり。
内容は、青春ミステリーで、作品としての「新参者」のイメージとはほど遠い。東野圭吾の初期の作品でもあるので、最近の人間ドラマ中心の内容とは異なる。
でも、それはそれ、加賀恭一郎のビギニング・ストーリーと思えば読んでおいて損はない。
アルキメデスは手を汚さない (講談社文庫)解説にもあるが、東野圭吾が影響を受けたのが、小峰元の「アルキメデスは手を汚さない」と聞いて、さらに納得。
小峰元の作品は、高校生を主人公とした青春ミステリーで、僕も高校生時代に読み尽くしたのを今でも覚えている。確かに、この作品には、小峰元の息吹が流れている。
30年前、楽しんで読んだ作品群も、現在、再版の予定はないようで、「アルキメデスは手を汚さない」しか手に入らない様子。う~ん、残念。
「卒業」を読んで、小峰元を、とっても読みたくなった。

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