硝子のハンマー
TVドラマが、密室をテーマにした推理ものということで、小説もそういった流れを想定していたが、あに図らんや、TVドラマと小説は、全くの別物であった。TVドラマの最終話が、この小説のオリジナルになるのだが、特に密室を強調するわけでもなく、いわゆる推理ものの王道、犯罪のトリックと動機を追う推理小説であった。
普通とちょっと違うのは、というか、だいぶ違うのは、ホームズ役の榎本は、動機には全く興味がなく、犯罪のトリックに着目する点。まぁ、彼の職業柄、当然なのだが、動機の方は、ワトソン役の青砥が担当となる。
また、小説が二部構成なのだが、一部は、推理編。二部は、解決編となっており、二部の主人公は、もっぱら、犯人目線になっている。
トリック、主人公の構成、小説の構成、いずれも今までに読んだことのない面白い推理小説であった。2005年に日本推理作家協会賞をとったのもうなずける。
普通とちょっと違うのは、というか、だいぶ違うのは、ホームズ役の榎本は、動機には全く興味がなく、犯罪のトリックに着目する点。まぁ、彼の職業柄、当然なのだが、動機の方は、ワトソン役の青砥が担当となる。
また、小説が二部構成なのだが、一部は、推理編。二部は、解決編となっており、二部の主人公は、もっぱら、犯人目線になっている。
トリック、主人公の構成、小説の構成、いずれも今までに読んだことのない面白い推理小説であった。2005年に日本推理作家協会賞をとったのもうなずける。
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